診療・研究グループ
血液チーム

東海大学小児科の血液チームでは主に小児がんの診療をしています。東海大学小児科は小児がんの診療において全国有数の施設であり、最近は19歳までのAYA世代小児がん患者さんの治療も小児科で行なっています。造血細胞移植は、過去に500例の経験があり、本邦小児科においてトップクラスの実績です。
また、小児がんに対する移植の他に、再生不良性貧血やファンコニ貧血といった造血不全症や、ムコ多糖症や副腎白質ジストロフィーなどの先天性代謝異常症に対する移植においては国内最多の症例数と世界最高水準の治療成績を有しています。
写真は、企業と共同開発を行なった骨髄採取シュミレーターを用いて研修医と一緒に骨髄採取手技の練習をしているものです。


また血液腫瘍内科と合同で造血細胞移植カンファレンスを行い、情報共有や問題点の改善につとめています。“小児がん”という子どもの命を預かるシビアな診療現場ですが、診療スタッフは皆穏やかでとても仲が良く、明るい雰囲気の中でがんの子ども達の診療をしています。全国からいらっしゃる患者さんのために“かもめの家”という家族用の宿泊施設もあり、夏には当院で治療を受けた卒業生が集まって花火大会(同窓会)なども開催しています。また、日本骨髄バンクを応援しているGIANTSの選手が毎年病棟のクリスマス会に参加し、子ども達にプレゼントを配ってくれます(写真は当院HPからのもので2019年には菅野選手、大城選手、中川選手がいらしてくれました)。
このような明るい雰囲気のもとで、私たちと一緒に小児がんの子供たちの診療にあたる仲間をいつでも募集しています。血液チームのキャッチフレーズは“No challenge No chance”です。小児がんの“全ての子供たち”が元気にお家に帰れるよう、全力でチャレンジを続けます。興味のある先生は東海大学付属病院小児科医局までご連絡ください。チームスタッフ全員でお待ちしています!!
